2007年6月24日日曜日

パドックで見つけた執念のV

雨にけむる阪神競馬場。第48回宝塚記念のパドックは熱気と緊張に包まれていました。内枠から挙げると②ウオッカ ⑥アドマイヤムーン ⑦カワカミプリンセス ⑧インティライミ ⑭シャドウゲイト ⑰メイショウサムソンの6頭が抜群のデキ。

なかでも⑥⑰の二頭ははちきれんばかりの馬体のハリとあふれんばかりの気合乗り。対して⑪ダイワメジャーはどうしたことか-16キロとややガレ気味に見せ、鞍上のアンカツにもどことなく不安の影が・・・

そんな中勝利の女神を引き寄せたのはアドマイヤ軍団の鉄の結束でした。

各馬周回の前半からジョッキーでただ一人姿を現した岩田康就。近藤オーナー、松博トレーナーと10分以上入念なパドック内ミーティング。周囲の目など全く気にせぬ一心不乱の境地に、第三者の介在を許さぬ気高きホースマンの執念を垣間見たのでございます。

結果は見事これに応えてアドマイヤムーン。メイショウサムソンとの壮絶な叩き合いを制して国内GⅠ初制覇。ドバイ国際GⅠに続く勲章をゲットし、名馬の仲間入りを果たしました。


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