賞金

　景気の悪い話は極力したくないのですが　現実の数値を直視することで見えてくることもあるので　ＪＲＡの昨年度実績と今年度減額となった賞金体系についてまとめて見ました

　

　＊2009年実績

　　 開催競馬場総入場人員　7,316,360人（前年比99.0%）

　　 総売り上げ金額　2,590,073,500,000円（前年比94.2%）

　＊2010年本賞金減額

　　 1着賞金減額（併せて2着以下も減額）

　　　 3歳ＧⅢ　　　　　全ﾚｰｽ100万円減

　　　 古馬ＧⅡ　　　　 芝1600m以下・ﾀﾞｰﾄ200万円減

　　　 古馬GⅢ　　　　 芝1600m以下・ﾀﾞｰﾄ　牝馬限定戦100万円減

　　　 古馬ｵｰﾌﾟﾝ　　　芝1600m以下100万円減

　　　　　　　　　　　　　 ﾀﾞｰﾄ200万円減

　　　 障害　　　　　　　JGⅠ・JGⅡ500万円減

　　　　　　　　　　　　　 ｵｰﾌﾟﾝ（特別・一般）100万円減

　　　《福島･新潟・中京・小倉開催において》

　　　古馬500万ｸﾗｽ　一般10万円減・特別30万円減

　　　古馬1000万ｸﾗｽ 特別10万円減

　　　古馬1600万ｸﾗｽ 特別30万円減

　　　・・・この他出走奨励金・距離別出走奨励金・内国産馬所有奨励金･内国産牝馬奨励賞・特別出走手当も準じて減額

　ﾄﾎﾎﾎ・・　賞金の原資である総売り上げ金額が前年比6％近い減額ですから　止むを得ないと言ってしまえばそれまでですが・・・

　1997年には4兆6億円を売り上げたが　昨年2兆.5900億円ということは　数年後には半減する可能性が高い・・・

　

　さてどうするJRAよ

　三連単は決して売り上げを押し上げはしない　さらに新しい券種の高倍率券も疑問視される　

　馬を愛しﾛﾏﾝを求める真の大人の競馬ﾌｧﾝを　もう一度掘り起こすべし

　入場人員は　持ち直しの傾向が見られる

　せっかく広告打つなれば　今一度ｽﾄｰﾘｰ性を重視して　ﾍﾞﾃﾗﾝﾌｧﾝの心根に訴えかけてもらいたい　高額勝負をする方々を現場に呼び戻し　また新規発掘してこそ　売り上げupの可能性が見えてくるのではないか

　馬作りの　馬育ての　馬乗りの　そうすべてのﾎｰｽﾏﾝの情熱を　ﾀﾞｲﾚｸﾄに分かり易く継続して伝えて貰いたい　カーッと熱くなり興奮して我を忘れた時こそ　多額な勝負馬券を売るﾁｬﾝｽなのです

　

　♪　アイアイアイ　ライク競馬　アイアイアイ　ライク競馬　賭けたおウマの道ならば

悔いはない　♪　～冠二郎　炎　を唄って前進でございます