2007年11月16日金曜日

馬ログ血統ロマン紀行①~華麗なるスカーレット一族

今週のマイルチャンピオンシップで5つ目のGⅠタイトルを目指すダイワメジャー(父サンデーサイレンス/母スカーレットブーケ)

5代目までに生じたクロスを見るとAlmahmoud4×5、Lady Angela5×4、Royal Charger5×5 このインブリードの妙がスピードと粘りさらには並んでから抜かせぬ類なき根性の源泉ではなかろうか。

また母スカーレットブーケ(自身6勝)は子だしが良く、スカーレットメール(1勝)ヴィノロッソ(1)スリリングサンデー(5)グロリアスサンデー(5)ダイワルージュ(3)ソフィーズローズ(0)ダイワメジャー(8)レッドバトラー(3)キャスケードブーケ(0)ダイワスカーレット(6)ブーケフレグランス(未)と毎年のように出産、しかも次々に無事デビューして勝利を収め、積み重ねた勝利はJRA通算32勝(戦績はH19.11.11終了時点)を数える。特にサンデーサイレンスとの相性たるや抜群で直子アグネスタキオン産駒のダイワスカーレットを含めなんと30勝までがサンデー(系)との配合。

さらにその近親にはスカーレットリボン、スカーレットローズ(→スカーレットレディからはダート巧者のサカラート、ヴァーミリアン兄弟とスカーレットベル)がこれまた多くの優駿を輩出している。

共通して牡牝バランスよく多産しかつ無事に長く走る血統とはまさに繁殖牝馬としてこれほど馬主孝行な一族はあるまい。

今後も優秀なる競走成績、繁殖成績を続け、長くわれわれ競馬ファンを楽しませてくれるに違いない。

まずはさておき今週淀のダイワメジャー  V5(GⅠ級通算)を目指して安藤勝己のムチが飛ぶ。
麗しきスカーレット一族に乾杯だ!

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