こどもごころに肉体の神秘を教えたサラブレッド
古き良き時代の名馬 スピードシンボリ
円熟の境地で見せた野平祐二との美しき勝利のデュエットは 歳月を越え今も鮮烈に甦る
まず驚くべきはそのタフネスぶり
三歳デヴュー時から引退する八歳時まで 足掛け六年に亘り全43戦に出走
その当時では珍しかった国外GⅠ4レースに果敢に参戦 未勝利に終わったものの 海外挑戦の先駆者としての功績はあまりにも大きい
そして二年続けて驚かされた有馬記念 全盛の菊花賞馬アカネテンリュウ ダテテンリュウを抑え込んだ巧みの走り
競走馬の世界にも ベテランの技というものがあったのか
スピードシンボリがいてエルコンドルパサーがある
そしてハーツクライ ディープがいて 秋には牝馬代表ブエナビスタが続く
開国の先駆者スピードシンボリ
凱旋門に キングジョージに ドバイワールドに
日本のチャンピオンホースが挑むたび その偉大な足跡は一層輝きを増し 人々は喝采を送り続ける
スピードシンボリ 牡・黒鹿毛(1963-1989) 父ロイヤルチャレンジャー 母スイートイン
母の父ライジングライト
43戦17勝(海外4戦含む) 天皇賞(春)、宝塚記念、有馬記念(2回)
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