2009年7月29日水曜日

馬ログ血統ロマン紀行⑦~神秘の肉体スピードシンボリ

 


 こどもごころに肉体の神秘を教えたサラブレッド 
 古き良き時代の名馬 スピードシンボリ 
 円熟の境地で見せた野平祐二との美しき勝利のデュエットは 歳月を越え今も鮮烈に甦る
 まず驚くべきはそのタフネスぶり 
 三歳デヴュー時から引退する八歳時まで 足掛け六年に亘り全43戦に出走 
 その当時では珍しかった国外GⅠ4レースに果敢に参戦 未勝利に終わったものの 海外挑戦の先駆者としての功績はあまりにも大きい
 そして二年続けて驚かされた有馬記念 全盛の菊花賞馬アカネテンリュウ ダテテンリュウを抑え込んだ巧みの走り
 競走馬の世界にも ベテランの技というものがあったのか
 
 スピードシンボリがいてエルコンドルパサーがある 
 そしてハーツクライ ディープがいて 秋には牝馬代表ブエナビスタが続く
 開国の先駆者スピードシンボリ 
 凱旋門に キングジョージに ドバイワールドに 
 日本のチャンピオンホースが挑むたび その偉大な足跡は一層輝きを増し 人々は喝采を送り続ける
 スピードシンボリ 牡・黒鹿毛(1963-1989) 父ロイヤルチャレンジャー 母スイートイン 
                            母の父ライジングライト
  43戦17勝(海外4戦含む) 天皇賞(春)、宝塚記念、有馬記念(2回)
 

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