2009年12月28日月曜日

馬ログジョッキー列伝⑮~南関魂で頂点へ内田博幸


 ウチパクがやった
 内田博幸 146勝(騎乗数975) 武豊 140勝(騎乗数768)
 安藤勝巳が 岩田康誠が 横山典弘が 蛯名正義が臨み 誰も成し得なかった打倒ユタカを JRA移籍二年目にして見事達成
 
 全盛期の輝きを失いつつあるものの 負傷欠場も騎乗停止もなく ほぼ一年を通して国内騎乗に専念したミスターJRAと真っ向勝負 その上でのこの快挙 意義はとてつもなく大きい
 何より 「どうせ良い馬は 武さんにいくのでしょ」という 乗り手間の厭戦ムードが薄れつつある
 GⅠ初制覇のジョッキーも 今年はしばしば見受けられた 「頑張ればオレも」の思いが芽生えつつある
 来年以降この流れは加速すると思われる
 ごく一部の有力騎手に 人気馬の騎乗が集中する現象が続いていたが 今年の終盤には変化の兆しも
 実力派が無印馬に乗るも競馬
 若手やヘタクソが実力馬に乗って ミスるも競馬
 結果に合わせて乗り代わりが発生するも競馬
 寡占 独占はやはりよろしくありません
 爽快感は公平感の上に拠って立つもの
 
 ウチパクの最多勝利 最多騎乗には 爽やかな達成感あり そして2009年も終わりを告げての小田和正 ~ ♪ サヨナラ サヨナラ サヨナラ もうすぐ そこは 両金杯 ♪
 さようさよう 競馬に年末も年始もありません
 合間の東京大賞典 そう南関東4場にも トレセンの追い切りにも乗るのです
 きょうもあしたもあさっても いつもどこかで乗っている ジョッキー各位に敬意を表し 行く年来る年感慨新たでございます
 皆様 どうぞ良いお年を
 そしてお身体大切に
 

2009年12月23日水曜日

歌姫

 
 今宵は阪神協会主催のクリスマス家族会に行って参りました
 ディナー → お楽しみ抽選会 ときて メインエベントは八代亜紀オンステージ
 失礼ながら御歳は上ではありますが 私にとって彼女は歌姫 そう永遠の歌姫であります

♪ 恋のあぜ道 歩いて来たわ ♪ ~ 愛ひとすじ でステージ開始
続いて  ♪ 夜の新宿 裏どおり ♪ ~ 出世作なみだ恋 そして愛の終着駅 おんな港町 もう一度逢いたい 雨の慕情 日本海 ともしび and etc.
 出るわ出るわ まさしくヒット曲のオンパレード クリスマスソングを中に挟んで ラストは舟歌強烈フィニッシュ いまだ健在のハスキーボイスに わが身はしびれたまま暫しボウ然
 
 歌手にとってのヒット曲は まさに競走馬のGⅠタイトルに同じ と感動の次第
 その足跡は お見事!の一言
 八代演歌に 優る演歌は他になし
 これからも 円熟の歌声乞うご期待でございます

2009年12月18日金曜日

ベイのやる気に明日を見た



 今オフ横浜ベイスターズがやる気だ 
新任加地隆雄球団社長の陣頭指揮でムードは一変 トップの強力なリーダーシップでこれほど変わるものかと感心の次第
 
 まず港横浜のプロ球団にふさわしく 尾花高夫新監督を豪華客船上にて発表
 補強劇場手始めはお口の恋人ロッテから 先発の軸として清水直 要の正捕手として橋本将 俊足好守の早川を獲得 携帯電話を駆使したかソフトバンクからは左の中継ぎ候補篠原 日ハムとは3対3の大型トレードをまとめ上げ坂本 稲田をお歳暮詰め合わせよろしくダブルゲット 返す刀で台湾球界からは好投手王溢正 さらに新外国人左腕ブートチェクをパイレーツから譲り受け ポストシーズン大爆発の大砲スレッジで総仕上げ
 
 なんせ従前社長陣の無気力経営により 補強どころかFAでベテランに逃げられ 外国人とは再契約で折り合えず 新人ドラフトは見る目なし 負けてなお弱し セントラル・リーグのお荷物球団の体たらく まさに給料ドロボー!のかけ声を浴びせられても已む無し状態が続いておりました
 スピーディーかつタイムリーに弱点ポジションを重点補強した横浜
 なによりガッツの失せかけていた実力派の生え抜きが これでいっぺんに蘇生するはず セは下位慣れしたヤ(シツレイ 今年は健闘)・広・横の3球団が頑張らんとオモシロくないのです
 ♪ よこはま たそがれ 負けるのもーイヤ ♪ ~ 五木ひろしで2010年心機一転 ニューベイスターズの躍進が見ものでございます

2009年12月14日月曜日

乗り代わり


 JCでウオッカ 武豊⇒クリストフ・ルメールへ
 有馬記念でブエナビスタ 安藤勝己⇒横山典弘へ
 同 岩田康誠⇒ミルコ・デムーロへ(当初のクリストフ・スミヨンが騎乗停止のため)
 
 この一ヶ月で信じられない類の乗り代わりが連続発生
 ミスターJRAの天才ジョッキー武豊に 我らが名手アンカツさん たたき上げファイター岩田までも それも二大GⅠレースを目前にしての騎手変更に ア然ボー然のきょうこの頃
 ユタカ アンカツに乗ってもらうことはあっても その逆が立て続けに起こるとは たった一年前まではとても考えられぬこと
 ♪ 騎手は皆孤独の中 あの馬を勝たすのはあなーた ♪ ~ ゴッドねえちゃん和田アキ子でございます
 だがしかし JRAを代表するこの二大ジョッキーなら これにショックを受けるとか 他の馬でリベンジに燃えるとか そんな他愛ない所作を取ることはあり得ない
 淡々と追い切りをこなし 何変わることなくレースに騎乗し さりげなくまた勝ち星を積み重ねて行くに違いない
 両の瞼をシッカリと見開き こちとらそれを見守り続けるだけである

2009年12月6日日曜日

THE 10TH JCD



 阪神競馬場開催移行2年目を迎えたジャパンカップダート(GⅠ) 加えて毎年大熱戦が繰り広げられるワールドスーパージョッキーズシリーズ 世界の技 超一流の気品に生に触れることができる絶好の舞台
 これは居ても立ってもいられない 
 ♪ 好きにならずにいられない ♪ ~ そう 中山美穂リン仰る通りでございます

 そして第10回記念のJCD=砂上世界一決定戦の主役は 昇る勢いの四歳馬エスポワールシチー
 あのJCタップダンスシチー 圧巻の9馬身差逃げ切りV以来 優駿ホースクラブ&哲チャンにとって久々・会心の美酒に大拍手
 パドックに入った時から人馬とも気合乗り満点 愛馬に跨る前の佐藤J 幾度となく繰り返したジャンピングウォーミングアップ まさにヤル気満々日曜日 見事一番人気に応えて見せました
 次はドバイかフェブラリーSか 2010年このコンビから目が離せなくなりました

2009年12月5日土曜日

続報 北へⅢ~ノーザンファーム



 人・物・金 言うは易く 行うは難し

 ノーザンファームの 社台グループの強さの秘密 ここにあり

 新設のポリトラック調教場 1000mにも及ぶ屋内坂路は 聞きしに優る壮大なスケール

 見るものを圧倒する広大なる原野に 最新の施設と設備

 そして一族の絆 不断の努力 燃えたぎる情熱

 社台の誇り ここにあり

 

続報 北へⅡ~社台ファーム


 追分ファームから車で北へ 進むこと5分で社台ファームへ
 のんびりとゆったりと 歩いては立ち止まり草を食むサラブレッドのその姿 美しく やさしく あどけなく 癒しとやすらぎの世界が目の前に

2009年12月3日木曜日

北へ~社台グループとの出逢い



 競馬場・栗東トレセンと並び もうひとつどうしても行っておきたかったその場所
 サラブレッド生産と鍛錬の聖地 北海道は社台グループ冬の牧場
 先日知己を得たばかりの東京事務所岡本氏のはからいで 追分ファーム吉田正志氏への訪問が実現 このスピード感 やはり競馬界をリードするだけあってひと味もふた味も違います
 ならば当方もと誠意にはより一層の誠意で スピードにはそれ以上のスピードでもって対応 速攻で今回の訪問が実現した次第
 
 吉田氏渾身のエスコートを得て 追分ファーム⇒社台ファーム⇒ノーザンファーム早来⇒ノーザンファーム空港と回り 当歳・二歳・繁殖牝馬とふれあいのひと時 
 ほぼ氷点下の冷気も吹き飛ばすホースマンたちの熱意に 元気一杯の若駒
 ♪ 熱き心に 馬よ育て ホースマンの思い 馬場に届けと ♪ ~ 北の大地で 熱き心に 小林旭はどうしてる
 各牧場でのショットを 続けて紹介して参りましょー!